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考えのワーク

思考記録:書き方と記入例

2026年11月5日更新

思考記録は、認知行動療法(CBT)で使われる、短く書き出すワークです。つらくなった考えをとらえ、事実と照らし合わせて、より公平でバランスのとれた考えを書きます。いちばん役立つのは、つらい場面のあと、同じ考えが何度も戻ってくるときです。

概要

所要時間6~10分
向いている場面心配・考えすぎ、気分が落ち込む・無気力、自分に厳しくしてしまう、人の前で緊張する
レベル基本. 基本の上に積み重ねます。入門のワークを1〜2回やった後だと取り組みやすくなります。
評価するものそれぞれの感情を0〜100%で。考えをどのくらい信じているかも、前と後に

やり方(ステップごと)

  1. 何があったかを書くどこにいたか、誰がいたか、何が起きたか。カメラに映るようなことだけを書きます。
  2. 感情に名前をつけて評価するたとえば、不安80%、恥ずかしさ40%。感情が複数あるのはふつうのことです。
  3. 頭に浮かんだことを書く気持ちがわき上がる直前の考えを、浮かんだとおりに書きます。書いてみて不公平に見えてもかまいません。
  4. ホットな考えを選ぶいちばん強い気持ちをともなう考えです。どのくらい信じているかを評価します。
  5. 考え方のくせがないか確かめる心の読みすぎ、先読みの誤り、白黒思考など。名前がつくと、その考えを問い直しやすくなります。
  6. 考えを支える事実を挙げる実際に起きたことです。気持ちや推測は入れません。
  7. 考えに合わない事実を挙げる合わないことは何でしょう。友人なら何を指摘するでしょう。前回はどうなったでしょう。
  8. より公平な考えを書く両方のリストをふまえた考えです。前向きである必要はなく、より公平であれば十分です。どのくらい信じているかを評価します。
  9. 感情をもう一度評価する最初の考えも評価します。変化が小さくても、なくても、意味があります。それから、次に何をするかを決めます。

思考記録の記入例:職場の会議

例思考記録
状況
水曜日のチーム会議。上司から、プロジェクトの進捗を発表してほしいと言われる。
前の感情
不安80%、恥ずかしさ40%
考え
「何もわかっていないと思われる」「きっと失敗する」
ホットな考え
「きっと失敗する」。85%信じている。
考え方のくせ
先読みの誤り、心の読みすぎ
考えを支える事実
前回発表したとき、声が震えた。
考えに合わない事実
このプロジェクトのことは誰よりもよく知っている。上司は自分を選んだ。前回は追加の質問が出たが、内容を批判した人はいなかった。
より公平な考え
「1回の会議でキャリアが決まるわけではない。上司は自分に任せてくれたし、内容はよくわかっている」。70%信じている。
後の感情
不安45%、恥ずかしさ20%

あくまで例です。数値はイメージで、一般的な結果を示すものではありません。

コツとつまずきやすい点

  • より公平な考えがうそっぽく感じるとき

    もっと小さくしてみましょう。「完璧にうまくいく」より「なんとか乗り切れるかもしれない」のほうが信じやすいものです。

  • ホットな考えが見つからないとき

    「自分にとって、いちばんつらいのはどこだろう」と問いかけてみます。その答えがたいていホットな考えです。

  • 事実がすべて片側にそろうとき

    友人が同じ状況にいると想像してみましょう。その友人に、何を指摘するでしょうか。

  • 何も変わらなかったとき

    何度か取り組む必要がある考えもあります。明日また戻ってくるか、ソクラテス式質問を試してみてください。

ThinkGOでは

思考記録を、1問ずつ

「どんな感情でしたか?」と尋ねる思考記録のステップ。感情の選択肢と強さのスライダー。思考記録の結果:不安が80%から45%に。バランスのとれた考えとともに。
  • 1画面に1つの質問
  • 変更のたびに下書きを保存
  • ワーク前と後の評価を並べて表示
  • 必要ならリマインダーも

2027年1月にApp Storeで公開予定

出典